禁じられた恋‥

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次の日‥ 3年の人は バイクを貸してくれた。 俺の想像していた バイクとは違った。 原チャリじゃん‥。 コレを乗り回してるって‥ 自慢してたのかよ‥ コレ‥誰でも乗れるじゃん。 しかし‥ メットはフルフェイスで 助かった。 俺は早退して家に帰り 着替えてまた学校に行った。 思った通り 原チャリは簡単に乗れた。 ムチャクチャしなきゃ お巡りさんに 止められる事は無いだろう。 こういう時‥ 老けて見えて良かった。 と‥思う。 あ‥アレだな‥ マジかよ‥ 運転手付き? ホントにお嬢様だな‥ でも‥サツキって‥ お嬢様だったのか? とてもそんな感じじゃ ないと思ってたけど‥ 俺は気付かれない様に 少し距離を置いて走った。 今日は‥ 居場所を突き止めるだけ。 そう思っていた‥ 満島を乗せた車は 安全運転で‥ お兄ちゃんの運転とは 全然違った。 お兄ちゃんも 満島が乗ってたら これくらい 安全運転なのかもな‥ 満島は後部座席に座り 隣には爺っちゃんらしき人が 座っていた‥ 車は閑静な住宅街に入り めちゃくちゃ大きな家が 自慢しあうかの様に 並んでいて‥ 車は大きなお城の様な‥ デッカイ洋館の御屋敷に 入って行った。 マジで‥? 【YANAGISAWA】 やなぎさわ‥って 言うんだ‥ 俺はバイクに跨ったまま 立派な表札を眺めていた‥ すると‥ 「何をしてるっ‥!! コイっ!!事情によっちゃ 警察に突き出してやるっ!!!!」 俺は‥ 警備員らしき人物に 羽交い締めにされた‥ バレてた‥。 完全に尾行している事‥ バレてた‥ 俺はバイクから降りて 警備員に連行された‥ すると‥ 「シンっ!!」 満島が‥ イカツイ犬と一緒に 出て来た‥ 情けねぇ‥ 穴があったら入り込んで コンクリで塞いで欲しい‥ 俺はメットを被ってて 良かった。と思った‥ ん‥? 何コイツ‥ イカツイ犬が 黙って俺を睨んでいた‥ 怖っ‥ メット被ってて ホント良かった‥ って‥言うか‥ コイツ‥ お兄ちゃんにそっくりだ‥ お兄ちゃんの‥ 猛獣みたいな目に‥ 似てる。 俺は‥ お兄ちゃんに睨まれてる そんな気分だった。 余計‥ 情けなくなった‥
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