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私は
ボイトレとダンスレッスン‥
KIYOは
楽曲を提供するらしく
そのレコーディング‥
海外のアーティストに
楽曲提供をするのは
今回が初めてらしい。
しかし‥
私の聞いた事の無い人だった。
こっちじゃ無名では
無いのだろうが‥
日本にはまだ浸透していない。
ど~ゆ~
いきさつなのか解らないが‥
KIYOが海外でも
注目されている。と言う事は
間違いない。
そして清春君は‥と言うと
有名ギタリストに
会いに来た‥
ギター好きなら
誰もが知っている彼と
KIYOは‥
とっても仲良しだった‥。
私も彼のスタジオに
同行させてもらった‥
しかし‥
英語がサッパリな私は
二人の会話が意味不明で‥
怖じ気づいていた‥
でも清春君は‥
「ホンモノだぁ~‥
KIYOっ!!早く紹介しろっ!」
と‥食いついていた‥
スゴイ‥。
清春君は英語が喋れないので
終始日本語なのだが‥
彼と意思疎通が出来ていた‥
言葉の壁は
見あたらなかった‥
清春君は彼に
御自慢のギターを披露した‥
私も清春君の腕前は
知っている。
ライブハウスでは有名な話。
彼は清春君の事が
気に入った様で‥
清春君も今日
会ったばかりなのに
旧知の仲の様に接していた‥
私にも‥
何となく解った事があった。
それは‥
彼がしきりに‥
“KIYO‥‥Jr.?
KIYO・Jr.‥?”
と言っていた事。
彼もまた‥清春君の事を
KIYOの子どもだと
思った様だ。
KIYOは英語で
まくしたてていた‥
ど~やら違うらしい。
そりゃそ~なんだけども‥
親子と言う方が
しっくりきてしまう。
余程、清春君の事が
気に入ったのか
私達はディナーに招待された。
しかし‥
そこには社長の姿は無い。
社長は‥と言うと‥
終始別行動で‥
私をレッスンに送り迎えして
その間は別の仕事をしていた。
清春君をずっと
KIYOに預けて‥
仕事は解るけど‥
あまりにも、あまりにもだ‥
KIYOも遊んでるワケじゃない。
仕事をしてるのは同じ。
なら自分の仕事場に
清春君を
連れて行けばいいのに‥
確かにKIYOの所には
野田さんがいるし
清春君はひとり遊びが
上手だからいいけど‥
ここは海外だし何かあったら
ど~するんだろう‥
少し神経を疑った。
あの人は‥
家庭より仕事を優先する
タイプなんだろう‥
そう思った。
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