禁じられた恋‥

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「キタ~っ!! キタっ!!キタっ!! キタぁ~~~っ!!」 ウッサイな‥‥ 何がキタんだよ‥ 朝っぱらから‥ 清春は何故か 俺のベッドでピョンピョン 飛び跳ねていた‥ 何で‥俺のベッドなんだよ‥ それでも俺は 覚醒できなかった‥ 「真理からメールが キタぁ~~っ!!」 ん‥? 「真理からっ!!!!?」 完全に覚醒した。 と‥言う事は‥ 俺は枕元に置いていたハズの 携帯を探した。 アレ‥? ナイ。ナイ。 クソガキがピョンピョンと 飛び跳ねたおかげで 下に落っこちていた‥ 「キタぁ~~っ!! 真理からメールが キタぁ~~~っ!!」 俺も同じ事を言ってしまった‥ 『KIYO。ありがとう。 私ちゃんと ピーナッツちゃんが やって来た意味を考えたよ‥ 私達は‥今も‥ これからもずっと‥ あの子の おっ父とおっ母なんだね‥ あの子が選んでくれた。 ピーナッツちゃんに ダメ出しされない様に 頑張らないとね‥ 清春には 悪い事しちゃったから‥ 清春に優しくしてあげてね。 喧嘩しちゃダメだからね。 KIYOが帰って来るの 楽しみに待ってるね。 お土産はいらないから‥ 無事に帰って来て‥ KIYO‥ホントに ありがとう。 愛してます‥』 「真理‥ 俺も‥早く会いたい‥ 愛してるよ~~っ!!」 と‥俺が叫んでる横で‥ 「真理‥ 俺も‥早く会いたい‥ 大好きだぁ~~っ!!」 と‥クソガキが叫んでいた。 俺とクソガキは 睨み合って‥ 二人同時にメールを カチカチした。 きっと‥ クソガキのメールに “喧嘩しちゃダメだからね” と‥書いていたに違いナイ。 俺と清春は‥ 真理にはかなわない。 俺は愛する真理に‥ 清春は大好きな真理に‥ 時差なんて無視して 二人でメールを送信した。 電波ビンビンになった 真理に‥ 真理の心に 届きます様に‥ 遠い異国の地から‥ 想いを届けた。 ピーナッツちゃん。 越えたぞ‥ まだまだ 越えなきゃいけないモノが あるかも知れない。 けど‥ 少しずつ‥強くなってる。 お前が戻って来る時には‥ かなり強くなってる。 楽しみにしとけ‥ いつか‥ 最強の おっ父とおっ母になって‥ お前を守ってやる。 俺は‥青い空に浮かぶ ピーナッツ型の雲に 話しかけた。 ピーナッツ型の雲が‥ “ウキャ♪ウキャ♪”と 笑ってる様だった。
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