真実‥

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“真理‥? 俺はいつでも 真理のそばにいる。 俺は‥どこにいても‥ 真理のそばにいる。 真理‥? 俺の心は置いて来てる‥ 真理の中に。” 「‥ぅんっ。あるょ‥。 ちゃんと‥ココに‥あるょ。」 KIYOが置いてった KIYOの心。 “真理‥ゴメン‥ ヤッパ俺も‥ 今すぐ会いたい。 今すぐ真理を抱きしめたい。” KIYOの‥その声が‥言葉が‥ もう私を抱きしめていた‥ 「ぅん‥ゴメンねKIYO‥ 解ってるから‥ キャッスルで待ってるから‥」 “真理‥真理にゴメンって 言われると‥余計‥ 抱きしめたくなる。” KIYOはフッ‥っと笑った。 “真理‥あの写真だけど‥ 彼女‥タマゴで‥ 生まれたてなんだ‥ んで‥俺が 育てる事になって‥” ハイ? タマゴ?生まれたて? KIYOが育てる? 意味が解らない。 「KIYO‥私‥あんな記事 信じて無いよ‥ 私はKIYOを信じてる。 仕事関係の人でしょ?」 “んん‥。明日‥ オッサンが連れて帰る‥ 真理に挨拶行かすから。 会ってやって‥” 「私に挨拶っ!!?」 いつから私 そんな偉い人になったの? “当たり前だ。 俺が育てるタマゴだ‥ 真理を通さずにど~する? 一番外しちゃいかんだろ?” よく解らないが‥ KIYOが育てるタマゴなら‥ 私にとっても大事なタマゴ。 「解った。 KIYOが帰って来るまで 私がタマゴちゃんを あっためとけばイイのね。」 “ハア~!?んな事しなくて イイっ!!真理は俺だけ あっためとけっ!!” 怒られた‥ “真理‥アリガト‥ すぐ帰るから‥ 飛んで帰るから‥ 帰ったらギューギュー 抱きしめてやるから‥ 覚悟して待ってろ。” 「ぅん‥。覚悟して待ってる KIYO‥」 “I love you‥ My heart belongs to you‥” KIYOは私より先に‥ “愛してる。”と言った。 そして‥ “俺の心は‥あなたのもの‥” と‥言った。 「I love you‥ all with my heart‥」 私も‥英語で言った。 心から‥愛してる。と‥ KIYOは‥ フッ‥っと 照れた様に笑った。 私も‥ 母さんと和美ちゃんの 視線を感じ‥ フフっ‥っと笑ってしまった。 早く‥会いたい。 KIYOに‥ ギューギューされたい。 そんな覚悟‥ 朝飯前だよ‥
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