13797人が本棚に入れています
本棚に追加
「真理っ♪行って来ますっ♪」
「行ってらっしゃい‥」
もの凄いモノを見てしまった‥
行って来ますの‥チュー‥
ホントにしてる人いるんだ‥
こっちが恥ずかしくて
目のやり場に困ったけど‥
KIYOが私に
帽子とサングラスを
つけてくれたおかげで
助かった。
勿論コレは
私の赤面と挙動不審を
隠すモノでは無く‥
マスコミ対策なのだけれど‥
KIYOにキャップを
かぶせられ‥
サングラスを
つけて貰っただけで
体全身に
電気が走った様だった。
「遅くなるから
先に寝とけ‥
昨日みたいな出迎えは
勘弁しろよ‥んじゃな‥」
KIYOは真理さんの頭を
グシャグシャして
サングラスをかけ‥
玄関の扉を開けた‥
その瞬間に‥
KIYOは‥
スーパースターに変身した‥
KIYOの背中が‥
違って見えた‥
「ルイちゃん‥頑張ってね♪
KIYOの事‥お願いね♪」
「あ‥はぃ。
行って来ますっ。」
とは言ったものの‥
私がお願いする立場で‥
でも‥
真理さんの知らないKIYOを
見れるのは‥
少し‥嬉しかった。
少しだけ‥
優越感を味わえる気がした‥
キャッスルの入り口には
昨日までいなかった
警備の人がいた‥
そして‥
いかにもSPです。
という様な強面の外人もいた‥
KIYOのSPだろう‥
「ボスぅ~
お久しぶりですぅ~」
バリバリの日本語っ‥!?
「オゥ‥お前の言ってた店
潰れてたぞっ!
いつの情報だよっ!」
「マジっすかぁ~っ!!?
超~ヘコむぅ~」
何か‥笑える‥
「い~から早く車出せっ!!!
‥ルイ。乗れ。」
KIYOは後部座席の扉を
開けてくれた‥
さり気なく紳士だ‥
KIYOは後部座席では無く
助手席に乗った。
隣じゃ無いんだ‥と思った。
「ボス‥姉御‥
怒って無かったですかぃ‥?
彼女‥写真の‥」
ポールとやらは
ひそひそと喋ってる
つもりだろうが
全部まる聞こえだった‥
「い~からっ!!早く
車出せっつってんだろっ!!」
KIYOはポールの脇腹に
パンチを入れた‥
容赦無さ過ぎだ‥
「ったく‥誰だ‥
コイツに新聞見せたの‥」
「ボスが言いました♪
アノ新聞Hな事
いっぱい載ってるって‥
ボスが教えてくれました♪」
KIYOは黙って
さっきより重いパンチを
ポールの脇腹に入れた‥
ポールの人格は‥
KIYOの影響を多大に
受けていると思われる‥。
最初のコメントを投稿しよう!