真実‥

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「真理っ♪行って来ますっ♪」 「行ってらっしゃい‥」 もの凄いモノを見てしまった‥ 行って来ますの‥チュー‥ ホントにしてる人いるんだ‥ こっちが恥ずかしくて 目のやり場に困ったけど‥ KIYOが私に 帽子とサングラスを つけてくれたおかげで 助かった。 勿論コレは 私の赤面と挙動不審を 隠すモノでは無く‥ マスコミ対策なのだけれど‥ KIYOにキャップを かぶせられ‥ サングラスを つけて貰っただけで 体全身に 電気が走った様だった。 「遅くなるから 先に寝とけ‥ 昨日みたいな出迎えは 勘弁しろよ‥んじゃな‥」 KIYOは真理さんの頭を グシャグシャして サングラスをかけ‥ 玄関の扉を開けた‥ その瞬間に‥ KIYOは‥ スーパースターに変身した‥ KIYOの背中が‥ 違って見えた‥ 「ルイちゃん‥頑張ってね♪ KIYOの事‥お願いね♪」 「あ‥はぃ。 行って来ますっ。」 とは言ったものの‥ 私がお願いする立場で‥ でも‥ 真理さんの知らないKIYOを 見れるのは‥ 少し‥嬉しかった。 少しだけ‥ 優越感を味わえる気がした‥ キャッスルの入り口には 昨日までいなかった 警備の人がいた‥ そして‥ いかにもSPです。 という様な強面の外人もいた‥ KIYOのSPだろう‥ 「ボスぅ~ お久しぶりですぅ~」 バリバリの日本語っ‥!? 「オゥ‥お前の言ってた店 潰れてたぞっ! いつの情報だよっ!」 「マジっすかぁ~っ!!? 超~ヘコむぅ~」 何か‥笑える‥ 「い~から早く車出せっ!!! ‥ルイ。乗れ。」 KIYOは後部座席の扉を 開けてくれた‥ さり気なく紳士だ‥ KIYOは後部座席では無く 助手席に乗った。 隣じゃ無いんだ‥と思った。 「ボス‥姉御‥ 怒って無かったですかぃ‥? 彼女‥写真の‥」 ポールとやらは ひそひそと喋ってる つもりだろうが 全部まる聞こえだった‥ 「い~からっ!!早く 車出せっつってんだろっ!!」 KIYOはポールの脇腹に パンチを入れた‥ 容赦無さ過ぎだ‥ 「ったく‥誰だ‥ コイツに新聞見せたの‥」 「ボスが言いました♪ アノ新聞Hな事 いっぱい載ってるって‥ ボスが教えてくれました♪」 KIYOは黙って さっきより重いパンチを ポールの脇腹に入れた‥ ポールの人格は‥ KIYOの影響を多大に 受けていると思われる‥。
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