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「ハア~~~っ!!?
清春を送り込んだぁ~っ!!?」
「真理‥声がデカい。
ココのは防音つったって
古いんだから‥
真理のエロい声も
だだ漏れなんだから‥
時間をわきまえなさい。」
ハア~~っ!!?
んな事言われたくな~いっ!!
何もわきまえ無い人に
言われたくな~いっ!!
と‥心の中で叫んだ。
「だって‥何で清春が?」
せっかくの二人の再会なのに‥母さんさえも
お邪魔なくらいなのに‥
「花音と晴れて
付き合える様に
なったからって‥
俺が野獣をのこのこ
放り込むと思ってかっ!!?
んな事この俺が
させるワケないだろっ!!
ミポりんは
花音に甘いからな‥」
アナタが言うな‥
「花音だけじゃない‥
若い男に甘いからな‥」
何で私を
そんな目で見るかな?
「清春には何て言ったの?」
「明日真理が実家に帰るから
先に行っとけ。つった。」
ハア~~っ!!?
聞いてないし~っ!!
私、明日実家に帰るの~っ!!?
開いた口がふさがらない。
でも‥
「解った。明日2人‥
いや3人を
迎えに行けばいいのね。」
「俺と一緒にな♪」
「えっ‥!?KIYOも行くの?」
「何だ?俺を
仲間外れにすんのか‥?」
いや‥そ~じゃ無くて‥
「この俺があのくそガキの所に
真理を放流するはず
ないだろがっ!!」
放流って‥
鮎じゃないんだし‥
「考えてみろっ!!
花音と野郎‥
真理とくそガキ‥
ミポりんと‥タコ?
トリプルデートみたいに
なってんじゃんっ!!
有り得んだろがっ!!」
興奮状態の所悪いんですが‥
「タコって‥誰?」
「ァア~!?
シンの父親っ‥!!!」
「ハア~っ!!?
父親って‥
アレックス‥?」
アレックスとシンを
引き会わせるんだ‥
それで‥
シンを実家に泊めたんだ‥
どこまで独りで
戦ってんだよ‥
そんな事までして‥
「KIYOっ‥お疲れ様っ‥
明日は‥私の実家で
のんびりしようね♪
山も川も海もあるよ♪
ゆっくりしよ~ね♪」
私は‥
働き者の戦士を抱き締めた。
「そっか‥
そりゃ楽しみだ‥」
働き者で屈強な戦士は‥
フフっと‥
私の好きな顔で笑うと
私の腕の中で眠った。
生まれたままの姿で‥
その疲れたカラダと心を
癒やした。
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