何者ですか‥?

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ったく‥ 何なのよ‥ この最強兄妹‥ 「も~いい~かいっ?」 「まぁ~だだよっ♪ ‥‥いいよ~♪」 「ん~~‥‥ みっ~けっ♪ ワァ~~!お星様だぁ~!」 KIYOはお星様とゆ~か‥ どっちかと言うと グロテスクなヒトデみたいな 鶏団子をハフハフしながら 食べた‥ 兄妹喧嘩の後‥ KIYOは花音ちゃんを 抱っこして出て来た‥ 花音ちゃんの頬と鼻は赤く‥ KIYOのグレーのパーカーは 胸の部分だけ 色が変わっていた‥ テーブルにつくなり二人は お鍋かくれんぼを始めた‥ そして今‥ このお鍋の中には‥ 色んな型の鶏団子と‥ ウインナーが一つだけ 入っている‥ ウインナーが‥ 当たりらしい。 「次は真理リンの番だよっ♪」 ど~やら私の番らしい。 最強兄妹は二人して 当たりを隠している‥ そりゃも~ 楽しそうに‥ 「イイぞ~真理♪」 「ん~~~‥コレっ!!」 私がお箸を上げた瞬間‥ 最強兄妹は‥ (゜∇゜)(゜∇゜) こんな顔をした‥ あ‥‥‥‥ ウインナー‥引いてもた‥ やってもた‥ ここは‥花音ちゃんが ウインナーを引いて めでたし、めでたしなのに‥ 「真理リン!おめでとう♪」 「真理‥これは ビギナーズラックだな‥ 次回からは‥ そ~簡単にはいかねーからな」 毎回するのかよっ‥!? 空気のよめない私は 最強兄妹に祝福され‥ 大当たりのウインナーを 頂く事になった‥ 「‥美味しいっ!!」 プチンとはじけた ウインナーは‥ 思わず声が出る程 想像以上に美味だった。 最強兄妹はニコニコしながら 私がウインナーを食べるのを 見つめていた‥ 二人の思い出の ウインナー。 私も二人の思い出を少し お裾分けしてもらった 気分だった。 この日から‥ 我が家のお鍋には‥ 一本だけウインナーが 入っている‥ このウインナーを 引き当てると‥ みんなから‥ ニコニコしながら 見られる。と言う 特典がついてくる。 それは‥ お鍋よりあったかく‥ ほっこりした気持ちに してくれる‥。
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