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「ふふふ‥イビキかいてる‥
よく寝てるね‥」
花音ちゃんは
クピークピーと
可愛いイビキをかいて
眠っていた‥
それをKIYOが
愛しそうにずっと
見つめていた‥
「真理が風呂上がるまで
起きてるって言ってたのに‥
その5秒後には寝てた‥」
KIYOはフフっと
笑いながら言った‥
今日は久しぶりに
3人で寝よう♪と言ったのは
花音ちゃんだった‥
3人で寝る時は‥
KIYOが真ん中を
陣取ってしまう。
しかし今日は‥
花音ちゃんが真ん中だった‥
私は花音ちゃんの横に
体を滑り込ませた‥
「ど~だった‥?
初めての兄妹喧嘩。」
「ん~?も~イイ。
嫌いゆわれたら寿命縮まる。」
私とKIYOは
クピクピ言う花音ちゃんを
挟んで小声で会話をした‥
「シンに会うの‥?」
「ん~?
お兄ちゃんだからな‥」
「そっか‥でも‥
バレちゃうよ‥?
いいの‥?」
「信じるしか‥ね~だろ?
花音の目を。」
花音ちゃんの選んだ人を‥
信じるしか無い。か‥
「そ~だね‥
大丈夫だよ‥シンなら。」
花音ちゃんが選んだ人だもん
「またデタ‥
ど~も‥真理は
シンの肩を持つな‥」
「あのねぇ‥私は
花音ちゃんの肩を
持ってるんですっ!」
「あっそっ。俺の肩は
持ってくれないんだな‥
そ~か‥そ~か‥
俺の肩は軽くて
しょうがね~よ‥」
KIYOは首をポキポキした‥
「何言ってんのよ‥
KIYOの肩には
私も花音ちゃんも
乗っかってんのよっ‥
KIYOは‥大黒柱なんだから‥
軽いワケないでしょ‥」
KIYOは‥
花音ちゃんのお兄ちゃんで‥
私の婚約者で‥
みんな‥名字は違うけど‥
KIYOの家族で‥
KIYOは一家の主だ。
「そっか‥大黒さんか‥」
七福神じゃないんだから‥
大黒さん。って‥
「ちゃんと‥支えろよ‥。」
KIYOは私の手を
ギュッと握った‥
「支えてますよ‥
花音ちゃんと一緒に。」
KIYOはフッっと笑うと
顔を上げた‥
私も引き寄せられる様に
顔を上げた‥
私とKIYOは花音ちゃんの上で
キスをした‥
「チューしとる♪」
ゲッ‥!!
花音ちゃんがニヤニヤしながら私達を見上げていた‥
私とKIYOは‥
花音ちゃんのほっぺに
いっぱいキスをした‥
そして‥
3人で手を繋いで寝た‥
家族3人で‥。
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