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「花音‥シンの姉ちゃんに
いけずされたら
すぐお兄ちゃんに
チクリなさい。」
「シンの姉ちゃんは
いけずなんてしないよ‥?」
「わかんねーだろっ?
花音が可愛い~から
いけずするかも
わかんね~だろっ?
あと‥シンのベッドには
近づくな。」
「なんで‥?」
「なんで‥って‥
クチャイに決まってるっ!!
クチャイから近づくなっ!!」
「クチャくなかったら‥?」
「匂わなくてよろしっ!!
クンクンしちゃ
ダメだからなっ!!」
何を言ってんだか‥
あれから一週間‥
とうとう花音ちゃんが
シンのお家に遊びに行く日。
朝からお兄ちゃんは
コンコンと
ワケの解らない事を
言っている‥
「花音ちゃん‥
もう時間だよ‥」
「わぁっ!!ホントだっ!
また遅刻しちゃうっ!!」
また‥って‥
遅刻常習犯なのかよ‥
どこで道草してんだ?
「お兄ちゃん♪真理リン♪
行って来ま~すっ♪」
「花音~~~!
何かあったら‥
いや!何かある前に
お兄ちゃんに
連絡するんだぞ~っ!!」
花音ちゃんは
聞いているのかいないのか‥
ニコニコと手を振って
出て行った。
多分‥聞いてないだろう。
「花音‥スカート
短か過ぎやしないか?
また短くしたのか?」
KIYOは不満そうに
首を傾げながら
リビングに戻って来た。
「短くしたんじゃナイわよ‥
花音ちゃんが
大きくなったのよ‥」
花音ちゃんは
すくすくと成長している。
日本人離れした
スラっと細くて
真っ直ぐな足に細い腰‥
それに‥
ボリューム満点の胸‥
うらやましい限りだ‥
私なんて‥
とうとう三十路突入で‥
毎晩おっぱい体操が
欠かせない。
いつ重力に負けるか‥
ヒヤヒヤしている。
フニフニ‥フニフニ‥
「何やっとんじゃあ~っ!!」
KIYOは重力と戦っている
私の胸をフニフニしていた‥
「真理も成長してるぞ?」
「マジで‥?」
おっぱい体操の成果かしら♪
「ん~‥
全体的に成長したな‥」
それって‥太った。って事?
確かに‥
そんな気はしてたが‥
「ヤダぁぁぁあっ!!」
「ヤダじゃないっ!!
真理はもっと太れっ。
すくすく成長しろ♪
そして俺に食われろ♪」
KIYOは私のほっぺを食べた。
KIYOに言われたくない‥
いくら食べても太らない
最強兄妹には‥
言われたくない。
私‥ジムに通うっ!!
三十路魂見せてやるっ!!
こ~して
慌ただしい1日が
始まった‥
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