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「只今より‥
緊急家族会議を行います。
花音‥詳しく話しなさい。」
会議と言うか‥
尋問だ。
「ユリアちゃんとぉ‥
ケンシローとぉ‥」
「んっ!!?
ユリアとケンシロー‥?
そいつらはカップルかっ?」
「ぅん‥。」
「マジかっ?
ユリアとケンシローって‥
マジでっ?」
確かに‥
七つの傷を持つ
例のあのアニメと
同じだけれども‥
食いつくトコ違うだろ‥
「花音‥まさか‥
もう一人の男って‥
ラオウかっ?トキかっ?」
食いつき過ぎだ‥
そんなウマイ話‥
「ううん‥。シン。」
あった‥。
「ハア~っ!!?
そっちかよ~っ!!?
シンかよ~っ!!
シンとケンシローが
友達なのかぁ~?」
「そ~だよ‥。」
「シンはケンシローの胸に
傷をつけたヤツだぞっ?
しかもシンがユリアを
ケンシローから奪うんだぞっ?南斗ならレイだろっ!!!」
それはアニメの話だろ‥
「シンはそんな事
しないもんっ!!
人を傷つけたりしないもんっ!!ユリアちゃんを
奪ったりしないもんっ!!
それに私の事
好きって言ったもんっ!!」
そりゃそ~だ‥
アニメじゃないんだから‥
「すっ‥すっ‥すっ‥」
KIYOはジンベイ親方を
ギュッと抱きしめ
スッスッ言っているが‥
顔色がドンドン
変わってきている‥
「すっすっ‥
好きだとぉぉぉ~っ!!!
どの口で
言ってんだぁぁあっ!!」
KIYOは立ち上がって
大声で叫ぶと同時に
ジンベイ親方を叩きつけた‥
ジンベイ親方は
ボフっと
毛足の長いカーペットに
落下した。
可哀想に‥親方。
「花音っ‥!!!
何て答えたんだっ!!!?
すっ‥すっ‥」
「好きって言われて‥?」
花音ちゃんはピコっと
首を傾けた。
可愛い‥
「そっ‥そ~だっ!!!」
明らかにKIYOは
動揺していた。
こんなKIYOを見たのは
初めてだった‥
「私も好きだよ♪って
言ったよ♪」
花音ちゃんは
極上スマイルで言った‥
「ヌァァァァァ‥‥‥」
KIYOは‥
ぶっ倒れてしまった‥
「お兄ちゃん‥?」
「KIYO‥?」
私達は
KIYOに声をかけてみたが
KIYOは青白い顔で
気を失っていた‥。
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