緊急家族会議です。

2/8

13791人が本棚に入れています
本棚に追加
/415ページ
「只今より‥ 緊急家族会議を行います。 花音‥詳しく話しなさい。」 会議と言うか‥ 尋問だ。 「ユリアちゃんとぉ‥ ケンシローとぉ‥」 「んっ!!? ユリアとケンシロー‥? そいつらはカップルかっ?」 「ぅん‥。」 「マジかっ? ユリアとケンシローって‥ マジでっ?」 確かに‥ 七つの傷を持つ 例のあのアニメと 同じだけれども‥ 食いつくトコ違うだろ‥ 「花音‥まさか‥ もう一人の男って‥ ラオウかっ?トキかっ?」 食いつき過ぎだ‥ そんなウマイ話‥ 「ううん‥。シン。」 あった‥。 「ハア~っ!!? そっちかよ~っ!!? シンかよ~っ!! シンとケンシローが 友達なのかぁ~?」 「そ~だよ‥。」 「シンはケンシローの胸に 傷をつけたヤツだぞっ? しかもシンがユリアを ケンシローから奪うんだぞっ?南斗ならレイだろっ!!!」 それはアニメの話だろ‥ 「シンはそんな事 しないもんっ!! 人を傷つけたりしないもんっ!!ユリアちゃんを 奪ったりしないもんっ!! それに私の事 好きって言ったもんっ!!」 そりゃそ~だ‥ アニメじゃないんだから‥ 「すっ‥すっ‥すっ‥」 KIYOはジンベイ親方を ギュッと抱きしめ スッスッ言っているが‥ 顔色がドンドン 変わってきている‥ 「すっすっ‥ 好きだとぉぉぉ~っ!!! どの口で 言ってんだぁぁあっ!!」 KIYOは立ち上がって 大声で叫ぶと同時に ジンベイ親方を叩きつけた‥ ジンベイ親方は ボフっと 毛足の長いカーペットに 落下した。 可哀想に‥親方。 「花音っ‥!!! 何て答えたんだっ!!!? すっ‥すっ‥」 「好きって言われて‥?」 花音ちゃんはピコっと 首を傾けた。 可愛い‥ 「そっ‥そ~だっ!!!」 明らかにKIYOは 動揺していた。 こんなKIYOを見たのは 初めてだった‥ 「私も好きだよ♪って 言ったよ♪」 花音ちゃんは 極上スマイルで言った‥ 「ヌァァァァァ‥‥‥」 KIYOは‥ ぶっ倒れてしまった‥ 「お兄ちゃん‥?」 「KIYO‥?」 私達は KIYOに声をかけてみたが KIYOは青白い顔で 気を失っていた‥。
/415ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13791人が本棚に入れています
本棚に追加