プロローグ

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「かごめ かごめ」  蝉が喚いていた 「かごのなかのとりは」  ジリジリと痛めつけるような太陽が届かずに 「いついつでやる」  肌寒さすら感じる境内 「よあけのばんに」  私とあの子は 「つるとかめがすべった」  私とあの…  私と… 「うしろのしょうめん」  ダァレ? ―― ―
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