人魚姫

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暫く押していると少し広い広場に着いた (さっきいた場所とあんまり変わらない…少し小さいぐらいの広場…) 「…♪」 (…?誰かいる…) 歌の聞こえる方へ行くと… 「…♪」 窓を開け外に向かい歌う見覚えのある背中 (レーチェ王女…何でこんなところに…) 「…♪」 キィッ 「…♪…!レヴェさん…びっくりしましたわ…!」 「歌を聞かれてしまうだなんて…恥ずかしいです…」 扉を閉め、レヴェに寄る 「…」 「どうなされたんですか?もしかして今歌っていた歌が気になっているのですか?」 (…うん) 「小さな頃…教えてもらった子守唄なんです」 (子守唄…) 「ですがキッフェ王子はこの子守唄があまり好きではないみたいで…」 (あまり好きじゃない?) 首を傾げるレヴェ 「キッフェ王子はこれを聞くとあの人魚の事を思い出してしまうらしいです…」 (人魚…)
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