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「大丈夫か…?」
(うん…)
「お前さんの体がおかしくなるのは妾にもわからない…お前さんが若すぎるのか、妾の薬のせいか、さっぱりわからん」
「もう…運に任せるしかないんだよ…」
(そんな…僕はいつ死んでもいいような体になったの…?)
「そう言うわけではない…レヴェ、お前さんはそんな弱気を言うような奴だったかの?」
(そうじゃないけど…怖いじゃん…辛いじゃん…)
「…勿論怖いし辛い、もしかしたらそれ以上かもしれない…だが妾はお前を信じるさ」
「人魚に戻って姉達に出会う事をな…」
(…ありがとう…エチューゼ…)
「礼はまだいらん」
(もう…わがままだね)
「…!レヴェ、お前さんにチャンスができるかもしれん」
(チャンス…?)
「あぁ…効くか分からぬが薬を作ってやろう」
(本当!?)
「ああ、お前さんの体にその薬が合うかどうかだけだ」
(薬が体に合う?)
「そうだ、お前さんに若くなる薬を与えても意味はないだろう?それと同じだ」
(うー…)
「合うかどうかは飲まないとわからない…つまり運ってことだの」
(…わかったよ…)
「分かったなら良し、気分も少しは良くなっただろう?戻るかの」
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