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「お前もか…?何故皆、私の性癖を理解してくれない…」
(いや!理解できてないのはキッフェ王子だよ!キッフェ王子が王子だからみんな何も言えないんだよ!)
段々とキッフェ王子の掴んでいる力が強くなる
(っ…苦しい…)
キッフェ王子の手を掴み苦しがるレヴェ
「…!すまない…」
手を離した
「っケホッケホ…(キッフェ王子は危ない気がする…気をつけなきゃ…)」
『キッフェ王子ー』
「おっと…レーチェが呼んでいる、行くぞ?」
頷くレヴェ
フラフラ歩きながらキッフェ王子の後ろについて行った
「まぁ…!良く似合ってますわ!」
(えへ…嬉しいなぁ…)
「そうですわ、あなた、お名前は?」
ペンと紙を渡された
(書けば良いのかな?…レヴェ…っと…)
「レヴェ…というのですか?」
(レヴェだよ、文字間違えたかなぁ…)
「良いお名前で!」
(良かった…文字は間違えてない…)
「そうですわ!今日はもう遅いので寝る場所を案内いたしますわ!」
「レーチェ、それは私でも出来る」
「今、教えた方が楽ですわ!」
「そうか…なら私は待ってるぞ」
「はい!行きましょう!」
突然引っ張られ、まだ歩きに慣れていないレヴェは案の定、派手に転げた
「まぁ!ごめんなさい!まだ歩けなかったのかしら?」
(いてて…)
「立てますか?」
ゆっくり立ち上がるレヴェ
「では、行きましょう!」
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