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上役が部下を叱る😠時も、同じような手法を用いると、両者の間に感情的な痼が残らない。
例えば、取引先を接待した席で、部下が強かに酔い、先方と喧嘩をしてしまったとする。
翌朝☀、その部下が出勤してくる。
当然、彼🎩は前夜🌃の出来事で、雷⚡が落ちる⤵⤵事を覚悟している。
上役が部下をデスクに呼ぶ。
もし、そこで上役が机を叩いて、「責任を取れ、始末書を書け」と一喝したらどうだろうか。
部下は自分に全面的に非があると認めていても、きっと反感を抱くだろう。
人間と言うのは、100%自分に非があると認めていても、それを他人から激しく非難されると、その非を認めたくなくなるものだ。
だから、一方的に怒鳴ると言う方法は、上役の立場から見ても決して得策ではない。
効果的なのは、「昨夜の件については、上司である私にも責任があると痛感している」と、自分に非があったように話すことである。
上司にこう言われると、「いや、課長には全く責任はありません。全面的に私が悪かったんです。今からスグ先方へ行って謝ってきます」と、部下も素直に自分の非を詫びるに違いない。
こうした、“感情”での説得は厳しく責める以上に効果のある心理テクニックである。
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