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5 “君も悪いと思っているんだろう”相手は素直に反省
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今は昔の話になってしまったが、日本経済の高度成長が華やかな幕を切って落とした時、『ズーダラ節』と言うコミックソングが大流行した。
作詞が元東京都知事の青島幸男氏と言うのも面白いが、U・H氏が歌う所のと言うフレーズが、当時、流行語になったが、人間、分かっていて止められたら、こんなに楽な事はない。
この哥の主役を務めるサラリーマン氏は、飲めばついつい“梯子酒”をし、挙げ句の果てに、駅のホームでゴロ寝をしたりする。
しかし、体に良くないのは、分かっているけど止められないのである。
私達も、悪いと知りつつ止められず、ついついそれをやってしまうと言う事は良くある。
スピード違反、浮気、二日酔い……、挙げて行けばキリがないが、やった後は誰でも若干の良心の痛みを感じている。
そうした気持ちを全く斟酌してくれようともせず、他人が、正義を前面に押し立ててそれを攻撃して来たら、私達は素直に耳👂を傾けるだろうか、恐らく、例えそれが相手の親切心から出て来た言葉でも、臍を曲げ、これ見よがしに、“悪い事”をやり続けるに違いない。
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