hanker;037

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  真冬なのにドキドキし過ぎて、暑い。 この鼓動も、熱も、全部伝わってしまってるんだろうな…。 「凄く嬉しい。…ありがと」 「うん…。」 明里が、抱き締める腕にそっと力を込める。 抱き返せないのが惜しいけど。 今は後ろに居てくれて良かった。 照れ臭くてどんな表情をしたら良いのか判らない。 …今、どんな表情をしているのかさえ、判らない。 僕、あと何回この人にドキドキさせられるんだろう…。  
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