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真冬なのにドキドキし過ぎて、暑い。
この鼓動も、熱も、全部伝わってしまってるんだろうな…。
「凄く嬉しい。…ありがと」
「うん…。」
明里が、抱き締める腕にそっと力を込める。
抱き返せないのが惜しいけど。
今は後ろに居てくれて良かった。
照れ臭くてどんな表情をしたら良いのか判らない。
…今、どんな表情をしているのかさえ、判らない。
僕、あと何回この人にドキドキさせられるんだろう…。
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