プロローグ

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俺達………つまりあれか? 一人じゃ出来ないから、ではなくここに居ると色々マズイ的なアレなのか? 「わかっていると思うけれど、あなたがた半妖は本来は幻想のような存在、これ以上の外界、つまりこちら側に存在するのは危険と判断し、私はあなたがたを無理矢理にでも連れ戻す必要があるのよ」 ちょ…無理矢理にでもって………今からか?なぁ、今からか? まぁ、何を言っても聞かなさそうだけどな、このスキマ妖怪さんは。 「…わーったよ、ただし、この神社ごとな。」 「わかったわ、でも……あなたには少し先に行っててもらうわ」 すると、俺の下にスキマが開き……………え?開き? ちょ、まっ!? 俺はそのままスキマに落ちていった 「この刀、可惜夢月もオマケしておくわ」 スキマに刀をほうり込むとスキマを閉じて、上空に上がると、スキマを開き、神社を移動させた…夕菜や結花ごと。 これが俺達の幻想入りの始まりだ。
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