第一幕 湖上の氷精大剣士

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まさか俺だけを先に送りやがるとは。 今現在俺は目の前に湖らしき場所が見える場所にいる、遠くには………紅い館と思われる館もあった。あの妙な空間を出たらここだったのだが…………。 「………なーんか見た気がするんだよな、ここ。」 そう。初めてのはずなのに来た感じがするこの感覚………これがあのスキマ妖怪(自称俺の義理の妹)が言っていた 俺の過去というやつと関係があるのだろうか…………。 うん、考えるよりも行動だな、やっぱ。 などと考えていたら、空から紅の鞘、紫の柄の刀が落ちてきた。 「…もらってくか」 さて、あれはなんだろう。 俺は刀を拾った後に前を見る。 目の前には壮大な湖があるのは事実なのだが…… 目の前で白い手袋らしきものをして、氷の結晶のような翼があり、背中に氷で出来た大剣を背負っている青髪長髪幼女がなんかこっち見てるんだけど………。
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