プロローグ

5/10
前へ
/56ページ
次へ
「…私は朝ごはん作るから」 「あ!待って!良かったら私にも作って欲しいな…結花ちゃんの朝ごはん」 「…わかったわ」 結花は台所に向かったようだ。 しかしこの陰陽少女は遠慮を知らないのだろうか…それとも遠慮はしない主義なのか? まぁ少しでも賑やかになるのは良いことだしな、もしこいつが俺らを偵察するために来ていたとしてもだ。 ……………もし襲われたら倍にして返せば良いか。 「…結くん、物騒な事考えてない?ダメだよ?そんな事したら私は…………貴方達を滅っさないといけなくなる、それは嫌だからね。」 ニコッと微笑みながらその陰陽師は言った、勘違いだが、もし俺達が暴れたり、人間を襲ったら、陰陽師として滅っさなければならないと。 つまりそれは忠告とも取れるかもしれないが、この陰陽少女からはそれというよりは…心配、という感情が読み取れた
/56ページ

最初のコメントを投稿しよう!

36人が本棚に入れています
本棚に追加