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まぁそんなこんなで食後。
俺、我が妹、陰陽少女はのんびりとテレビを見ていた。
とくに面白い番組もなく、カチカチと何回も変えていたら我が妹が大好きな番組がやっていた………うん、もう昼だったんだな。
てか、何が面白いんだろうな?これ…………まぁ、結花には聞かないでおこう、五月蝿くなるから。
いや、もう番組自体が五月蝿いんだが。
「…にしても、暇だなァ……なんかこう、バーン!とした出来事起こってくんねーかなァ…」
「バーン!って?」
お?陰陽少女が食いついた?
「いやさ、こう…別の世界にパラレルトリップするとか、未知の土地に飛ばされるとかさ。」
「なにそれ、幻想的だね」
クスクスと笑いながら俺を見るな、てか俺は何を口走ってんだ…いや、あったら嬉しいけども。
「その願い、叶えてあげますわ」
………え、誰?
俺が後ろを振り向くとそこには………妙な空間の裂け目のような所から上半身だけだしている人物。
…スキマ妖怪、八雲紫が居た。
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