プロローグ

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…誰?というかそれ以前にいつから緑側に居た? いや、そんな事よりもだ。 な ぜ 上 半 身 し か な い ん だ ? いや違うか…なんか妙な空間から上半身だけを出してる状態なのか………人間じゃねーな。 「…で、願いを叶えるって?まさか本当に未知の土地に連れていく、とかじゃねーんだろ?」 「あら、そのまさかよ?御義兄様。」 お、御義兄様ァああああァあ?! なんで?!いつ俺はこいつの義理の兄になった!? 「待て待て、いつ俺がお前の義理の兄になった、てかお前誰だよ。」 「……冗談ですわ、私は八雲紫、スキマ妖怪の八雲紫と言います、以後御見知り置きを。貴方の過去を知る者でもございます」 クスクスと楽しげに笑いだした………って待てよ?俺の過去を知る者? 「…その未知の土地には俺の過去があると?」 「えぇ、もちろん…なんせ貴方は昔、そちらに住んでいたのだから………で、モノは相談なのだけど」 「俺にそこに行って何かしろと?」 「えぇ、正確には貴方達に、だけれど。」
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