- 絶望 -

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- カンカンカンカン - 鳴り響く踏み切りの音。 その音をぼんやりと聞きながら立ち止まる。 もう何度この中に入ろうと考えてだろうか? 死にたい。 けど、死ぬ勇気がない。 それって勇気って言うのかな? まぁいっか、そんな事。 踏み出せずに私はそのまま電車が通過するのを待っていた。
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