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『ゴホッ…ゴホッ…』
誰かの咳き込む声で目が覚める、
あれは夢だったのか…
辺りはまだ暗い…ん?隣に誰か寝ている。
声の主はこの人か、
体はまだ動かない声も出ない…
「何故?」
心の中で誰かが話しかける
死に神
これはお前の前世だ!時は明治二年8月10日
意識だけを飛ばした、「喜平」それが前世のお前の名前だ…
哲也
喜平…それが僕の前世…
混乱して居ると、僕の意志に反して体が動く。
視線には苦しそうに咳き込む一人の若い女性が居た、
また意志に反して声が出る
喜平
絹江…苦しいのかい?
優しげに問いかける喜平…
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