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「天と地の守り人」三部作、全部読破しましたよ~!
文庫本で全部読んでいたんですけど、凄いファンタジーものですよね!
スケール大きいし、全然ご都合主義なところが無いし、描写もリアルで共感出来るから想像しやすいし。
にしてもチャグム大きくなりましたよね~!
「蒼路」で海に飛び込んだ時はどうなっちゃうのかと思いましたけど、ロタ王国編でまさかまさか夜這い(笑)されていたとは。
一人で数々の苦難を切り抜けて強かに粘り強く歩いて行くチャグムは本当に名君の器ですよね。
ここまで来ると、バルサとチャグムの考え方に明らかな違いが生じてますよね。
バルサは個人だけど、チャグムは立場と経験上、国全体のことを既に考えるようになっている。
そこが以前とは違っていて、「チャグム変わったな~」と思いました。
でも、根本にあるのは、やっぱりバルサ達のことなんですよね。雑巾絞ったりするところとか、ヒュウゴさんが言った通り、それが如実に表れています。
バルサは相変わらず、強くて強かで優しくてカッコ良かったです。
ロタ王国編でチャグムを追ってる時も、カンバル王国編でチャグムと旅してる時も、新ヨゴ皇国編でタンダ助けた時も、本当にカッコ良くて面白かったです。
それと同時に、その過程を書ききった上橋さんが凄い!
どうしたらあんなに物事を繋げて、連鎖させて書くことが出来るんでしょう。
物語の流れにも全く矛盾が無いし、色々な知識が盛り込まれていて、真実味があってそれが物語に厚みを添えているんですよね。
盗賊の話とか宝石の話とか、絶対何かモデルになった話ありそうですよ。
タルシュの征服方法は、全く関係ないですけど、私的には鎌倉時代の元冠を思い出しましたね。領地奪って豊かになるって。
元冠の時は、敵が領地持って来なかったから不満爆発したんですよね。
中学の時に文庫本が出版されてから、ずっと読んで来ました。
一巻目の「精霊の守り人」なんて何回読み返したか……!
一番好きなのは「闇」ですね。
バルサが牧童の長老さんや、ジグロと相対した時に言う台詞や抱いた想いが、いちいち共感出来て尚且つカッコいいんです。
自分の力で生き抜いてきたバルサらしいなーって、もう本当に憧れます。
あんな風に、自分なりの信念・倫理観を持って強く生きられる人は、尊敬出来るし憧れますね。
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