歴史上の人物評(という名の萌えトーク)

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突然ですが、歴史が好きです。 特に飛鳥・奈良、戦国、幕末が好きです。少し劣りますが平安も鎌倉も好きです。 とはいえ、私は理系なので、それほど詳しくはございません。 詳しいのは、小学五、六年から万葉集を好きになった影響で飛鳥・奈良だけですね。ここだけはよりヲタクなトークを展開する自信があります。まぁ、それで「天上の虹」と「日出処の天子」を読み始めたんですけどね。 やっぱりこの時代で好きな人物といえば、まず有間皇子ですね。 悲運の皇子は儚げでカッコイい! わずか19歳で処刑されちゃうんですよ! ……、と、ま、ただ単に最初に手にとった万葉集の漫画で有間が自分的にストライクな容貌だったからハマっただけなんですけど。 最初はそんなもんです。だってまだ小学生だったもん。今も私は単純ですが。 でもねぇ……、狂ったふりをしてまで自分を守らなきゃいけなかった有間は可哀想です。最期も、赤兄さんに騙されてしまう辺り、絶対良い人だったと思います。爪が甘かった、と言ってしまえばそれまでですが、かの有名な結び松の歌も、椎の葉の歌も、素朴で純粋な彼の一面が窺えます。 あとは、「天上の虹」のヒロインである持統女帝ですね! 「天上の虹」の影響大ですけど、普通に史実だけ見ても有能な人です。 とにかく、イメージは良くも悪くも「母」ですね。 大津さんの事件の真相はハッキリとは解っていませんが、状況から見て我が子である草壁さんを安全に天皇にするために大津さんを処刑したって見方が有力で、実際そういう気持ち、少なからずあったと思います。誰だって子供は可愛い。 でも、その後の政治が著しく悪くなった訳ではないし、藤原京完成させたのも彼女ですから。憎いですよね~。← 草壁さんが亡くなったのは、もともとそんなに身体が丈夫ではなかったってイメージがあります。だからこそ守りたかったんじゃないですかね。 「天上の虹」では心労から自殺してますけど。 あれほんとショックでした。 キャラ的に言えば、草壁さんは優しくて繊細ですからね。地位に執着も無かったし、普通に生きられればそれで良かったんですよ。 だからさ大津さん、もうちょっと我慢すれば、もしかしたら天皇になれたかもしれないのに。 何であそこで謀反起こしたし! あれは完璧に若気の至りですね。 一時のテンションに身を任せば身を滅ぼす典型的な例だと思います。 (でも、それは有間も同じかな?)
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