桜を舞うよ―見桜を始めよう―

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はぁ、まぁいいや。 ベッドから足を降ろすと何かを踏んだ。 ん? 拾って見ると。 パジャマの上着とズボン。 なぜここに落ちている? なぜだが、イヤな予感しかしない。 瞬也「鈴菜」 鈴菜「ん?なぁに?」 瞬也「ちょっと聞きたいだか、これは何?」 俺は拾ったパジャマの上下を鈴菜に見せた。 鈴菜「それってパジャマの上下だけど、どうしたの?」 意味が分からないみたいな顔をしている。 はっきり言わないとダメなのか。 瞬也「鈴菜、なぜパジャマの上下がベッドの下に落ちているだ?」 鈴菜「もぉ、決まっているじゃあない」 決まっている? 鈴菜「瞬也君に見てもらう為にだよ。もちろん何も身に付けてないよ」 つまり。 鈴菜「裸だよ。見る瞬也君?」 な、何を考えているだ朝から。 瞬也「アホかぁあああああああああ!!」 もう、それしかでなかった。 瞬也「朝から何を考えているだ!!」 朝から生徒が教師を怒鳴りつけるなんておかしいと思うが、言う時には言わないとな。
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