1章

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お忘れかと思うが、俺まだ17なんだ。北郷と同じなんだ。なのにコイツ疲れたって…。 「どうでもいいか」 「?何が宜しいのです?」 「んっ?なんでもないよ」 「?」 北郷と劉備と張飛は寝てるし。関羽は見張りか? 「関羽殿はまだ起きてるのですか?」 「えぇ、見張りを。虎高殿もお先に寝て下さい」 ん~、俺一人で寝たい派だからな。 「いえ、俺はちょっとアッチの方で寝るので」 指を指す方向には森になっていた。いい加減、包帯を取りたい。 「………わかりました、また明日、ここで……」 「えぇ、関羽殿もあまり無理はなさらず」 そう言い残し森に突入したが…… 「お約束かよ……」 あの魔王を倒す、人気ゲームのメロディーが頭の中で流れてますよ! 「おい、てめえ!変な格好してるやつ!」 てめえに言われたく……、あれ?デジャヴ? 「金目の物を出すんだな!」 「出したら見逃してやってもいいぜ?」 チビ、デブ、チョビヒゲの順です。 「ていうか、三人だけかよ。もう逆に見逃してやるから。ほら、どっかに行けタコ」 「タコじゃないんだな!」 そういう意味じゃねーし! 「怒ったんだな!」 デブ起動→言葉の暴力→デブ暴走→デブ突撃→デブ、俺に攻撃 「よっと」 「うぐっ!」 「「デブーーー!!!」」 状況報告。あまりに攻撃が遅かったので、回し蹴りでデブの首を折れちゃいました。あーあ、死んじゃってるし。 「テメエらもこうなりてえのか」 ちょっと凄んでみたり(笑) 「「ひっ!」」 効いてるんかい!ちょっとショック! あっ。賊達逃げて行ったぞ。
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