2章

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どうも虎高です。あれこれ色々ありました。 公孫賛の城に朝廷から使者が来まして、黄巾党を討伐の命が与えられちゃいました。そしてこの機に乗じて、劉備は見事に義勇軍を立ち上げ、強力な二人のチビッコ軍師の諸葛亮ちゃんと鳳統ちゃんを仲間に加わりました。 まぁ、義勇軍を立ち上げたのはいいとして、やはり他の黄巾党討伐に乗り出している諸侯に比べると極小。 なので、今後の方針、もとい作戦名 『ガンガンいこ……』。違った… 『黄巾党の中でも小さな部隊を潰して名を高めよう!あと、ついでに食料も奪っちゃおうぜ?』で決定。 ふぅーー…、一息で説明しました。 俺?うん、皆さんの予想通りいますよ。劉備の眼(以下同文) 「俺って何時になったら自由になれるんだか……」 呟くが風と共に消えてゆく。やっぱり、あの涙目はずるいな~と馬に揺られながら果てしない荒野を進軍していた。 目の前にいる北郷は各方面に細作を放っている。黄巾党の動向をさぐるためらしい。実際、裏では孔明と鳳統が指示してるけど。 「いい天気だな~」 お前の頭がな、コイツ注意されるぞ? 「ご主人様のんびりしすぎ!」 やっぱりな。わいわい北郷のもとへ皆が集まる。実際俺も北郷と同じことを考えてました(笑) 「申し上げます!」 んっ?なんだなんだ?前方にいた伝令兵が北郷の所へ行ったぞ? 「ここより前方五里の所に、黄巾党とおぼしき集団が陣を構えております!」 「数はどのくらいいる!」 おぉ~…、さすが軍神。怖いぜ…… 「約一万かと」 「い、一万っ!?……多すぎだな…」 たしかに、こちらの兵は約六千。兵数の差を考えると、苦戦はするだろうな。 おっと、ニヤけ顔になっちまう。 どうすんだ北郷?
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