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「あ~…、眠てえ…」
どうも皆さん、はじめまして。俺の名前は虎高と申します。歳は17。端から見たら顔に包帯をグルグル巻きにした変態野郎に見えるだろうな。(笑)
出だしがこんなセリフですんません。
一つ言っておきたいことが…
「何もねーんだよなぁ」
そう、何もないんですよ。見渡す限りの荒野。いい加減ウザいんですよ。マジで。
「でもしかたねぇか…、だってここ……
三国志なんだもんな」
ため息しかでない。俺は一応この世界の人間ではあるが、この時代の住人ではない。タイムスリップと言えばいいのだろうか。いや、転生だな。死んでここに来たと言えば解るか?
今さっきも言ったが、歳は17になる。この世界に転生して17年目になる。たいていのヤツは転生したら喜ぶだろうが、俺の心情は『怠慢』であることだ。しかも群雄割拠の時代ですよ。
そして今は【黄巾党】なる黄色い布を頭に着けた変態共が各地で好き勝手に荒らしております。えっ?お前が言うな?いいじゃん別に。
後、なぜ【黄巾党】の話を申したかって?それは簡単さぁ。だって10人くらい俺の周りを取り囲んでんだもん。
「おいお前。変な格好してんな」
テメエらに言われたくねーよ。
「金目の物を出すなら命は助けてやるぜ」
そう言って含み笑い的な事をするチビスケ。生かすきはないみたいだな。
はぁ~…、どうするか。
①コイツらをシバき回して金目の物を奪い去るか
②コイツらをぶっ殺して金目の物を奪うか
③逆にシバいて貰って金目の物を奪われるか……。
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