0章

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いや、③は無いだろ。何故俺がドM発言せにゃならんのだ。もし仮に③の状況になったとして…… 『オラ!金だせ』 『もっと…、もっとだ!もっと脅してくれ!』 奴らも奴らでドン引きだぞ。イメージしても、途中で自分で自分を100回は斬り殺してる。 「ーい!ーーてーーのーか!?」 「えっ?なに?」 「テメエ!今自分が置かれている状況が理解できてねーのか!」 なんか考え事してる内に、さっきのチビスケが怒鳴ってきたぞ。 「おい、よさねぇか」 チビスケの後ろから声が聞こえた。チビスケは道を開けると、リーダーらしきチョビひげ男が現れた。 「武器も持ってねえみたいだし、金があるなら見逃してやるって言ってんだぜ?」 「いや、武器も持ってないし、金も一文もないよ」 「ちっ、文無しか」 チョビひげ男は舌打ちをしたのち、踵を返し、部下たちに命令をした。 「殺せ」 結局こうなるんですか……。 「へへ、悪く思うなよ」 「なら、見逃せよ」 次々と武器を構え出す。これは絶体絶命なのでは?そう思った瞬間もありました。 「がぁぁぁぁぁぁ!!!」 「どうした!?」 悲鳴を上げた一人の賊は背中に大きな切り傷をつけられて、息耐えていた。そして、賊を殺した張本人であろう二人の少女が、賊を睨むように立っている。 「なんだテメエら!」 「我が名は関羽!」 「張飛なのだ!」 関羽って…… あの関羽かっ!?女だし!?張飛も女だし!? いや張飛に至っては幼女だぞ!犯罪の匂いしかしねーよ。 なに?関羽のあのナイスバディ。艶のある綺麗な長い黒髪。マジで、ボンッ!キュッ!ボンッ!
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