0章

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あと、張飛は紅いショートヘアーに、フェミニストの方々が喜びそうな……。 マジで犯罪臭ハンパないんですけど。 まぁいいや、なんか助けてくれるポイし。 「たーすーけーてー(棒)」 「おうなのだ!」 「………」 おお!さすが張飛。元気があるねえ。それに比べて関羽さんは……。絶対俺のこと警戒してますよね?だってさっきから、関羽から、 『コイツめっちゃ怪しいやん』 的な視線を送られてるんですけど。 「よそ見していいのか!」 あっ、今さっきのチビスケだ。 「声を出しては相手に場所を教えるものだ」 確かに。飛びかかってきた男の腹を刺す。そして素早く抜き去り、体がぶれたと思ったら青竜刀を振った後で、その時にはもう男の首は飛んでいた。 「チビがやられたんだな!」 チビって名前だったんですね(笑) じゃあ今喋ったのはデブ? 「デブあいつら殺っちまってくれ!」 (笑) 「チビの仇!!!」 おー、結構重そうな棍棒だな。だけど…… 「遅い!!!」 関羽がそう言った瞬間、デブの懐に入り青竜刀を縦に振り下ろす。血飛沫を噴出しながら悲鳴もあげず倒れた。 グロいな。 「デブーーーーーーー!!!」 「さぁ、次は貴様等だ!行くぞ、鈴々!」 「おうなのだ!」 なんか俺場違いみたいだし、ちょっと物影に隠れて応援してますか。 気づかれないように物影に隠れたが…… 「……」 「……」 なんだ、このアホそうな、のほほ~んとした女は。葉がついた枝を二本もって覗き込んでる。だが、この方も、ナイスバディ!!! 「こ、こんにちは、え~っと劉備と言います」 「あっ~~、やっぱし?」 「えっ」 「えっ」 ヤバい。この雰囲気はとても苦手だ。 「いや、巷で村々を襲う賊達を追い払う三人組の者たちが居るって聞いたんで」 これでごまかせれるのか? 「あ~、そうなんですか!」 ごまかせた!?しかもとびきりの笑顔!眩しい!眩しすぎる! 「あっ!終わったみたい!愛紗ちゃ~ん!鈴々ちゃ~ん!怪我はない?」
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