1章

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どうも、虎高です。僕は今、ある街でラーメン喰ってます。劉備達? あぁ、俺の隣で同じくラーメン喰ってますよ。 何で一緒にいるかって?俺だって一緒に居るつもりはなかったよ。 何か劉備が 「途中まで一緒に行きましょう!」 なんて強制的に同行することになったわけですよ。断ったよ。でも涙を目に溜ながら言ってくるんですもん。そりゃあ断れないですよ。 「じゃあ劉備殿、俺はこれで……」 「うぅー(涙目)」←劉備 「ジー」←関羽達&街の人々 「……(汗)」←俺です なんということでしょう。仲間がいません。助けて下さい! 「はっ…、ははは!じょ、冗談ですよ!劉備殿のご友人の場所まで同行させて頂きますよ!」 「ホ、本当ですか!?」 例の眩しい笑顔。直視できません! 「桃香、よかったね」 あぁ、紹介が遅れました。最後に声をかけた少年が天の御使いらしいです。 名は北郷 一刀。未来人ですね。 「虎高さんは何で旅をしてるんですか?」 「いや、趣味みたいなもんだよ」 「包帯は何でしてるのだ?」 「コラ!鈴々!」 「んっ?別にいいぞ?顔に傷があるわけでもないし」 「えっ?じゃあなぜ?」 そりゃあそうだよなぁ。傷があるから包帯で隠すもんな。 「ん~、あんま他人に素顔見せたくないだけだよ。素顔知ってるやつは俺が心を許した者だけだよ。このチャーシューうめぇ」 「「「「………」」」」 「えっ?」 こわっ!全員黙ってるんですけど。地雷踏んだか? 「な、なぁ?ラーメン食わねえの?伸びちゃうぞ?」
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