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何故だ…、何がダメだった!この空気にしたのは、おそらく俺だろう。しかし、ここまで重くなる話はしてないはずだ。でも、結果的にはなってしまってる。
こうなれば最終奥義
「りゅ、りゅ…、劉備殿のご友人がいる場所まで、どのくらい掛かるのですか?」
話題変更作戦!
しかしめっちゃ噛んだな……
「えっ?あぁ、ここからだと……」
作戦成功!しゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
「愛紗ちゃん、どのくらいかかる?」
おいおい他人任せは良くないよ。お前が言うなって?ちょっとそこの君、トイレに行こうか?知り合いに"ABE"って人がいるから、いい人だよ?男にだけど……
「その前に桃香、聞きたいことがあるんだけど?」
「何ですか?ご主人様」
「桃香の友人の名前って何て言うんだ?」
「公孫賛って言う人だよ!とっても頭がいいんだよ!」
「包帯のお兄ちゃん!さっきから何ブツブツ言ってるのだ?」
「ハッ!?えっ?」
危ねえ……!意識飛んでたぞ!
「大丈夫なのか?」
「あぁ!問題ない!ちょっと考え事を」
それよりコイツらと行動してたら、確実に厄介事に巻き込まれるぞ。早めに抜けるために解決策を……
「虎高殿、行きましょう」
俺を呼ぶ声がする。
「……っていねえし!」
まぁいいけど。
目的地まで徒歩で一日かかるらしい。今、街を出て数時間が経過した。太陽は真上にあったが、今は沈みかえている。
「今日はここで野宿にしましょう」
「そうだね~、私、もう歩けない」
「俺も流石に疲れたな」
「鈴々はピンピンなのだ!」
子供だからだよ!大人はキツいよ、この距離は!嘘だけど(笑)
「それにしても虎高殿は疲れた様子がみられませんね。やはり鍛えてらっしゃるのですか?」
関羽ちゃん、聞いてくんなよ!
「いや、旅をしてますので自然と体力もついてきますよ」
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