日常

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羨ましくないと言ったら嘘になる。 いや、羨ましくはないんだけど。 ただ話題に入れない 共感ができない アドバイスができない 疎外感。 それが私の心を孤立させる。 ずっと相手のターン 私のターンはやってこない。 だけど、彼女らを心から憧れることはない。 彼女らは、お姫様 囚われたら王子様がくるのを健気に待ち続けるのだろう。 私はお姫様を助ける王子様になりたかったのだ。 ただ、もう私はーー 選ばれない。 選ばれる歳より上にいってしまったのだから。
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