過去に

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落ち込んでいるとき聞き覚えのある声が聞こえた 顔を上げると楽しそうに友だちとしゃべっている裕の姿 「兄貴!!」 間違いなく10年前ね裕。髪も短く背は170ぐらい。写真を何度も見たから間違えるはずがない 裕は若干引いている 「お前の知り合い?」 「いや。行こうぜ。」 友だちの肩をポンと叩いて歩き出す まぁ普通に考えて裕は何も悪くない。いきなり知らない人に「兄貴」と呼ばれたらさすがに怖い それにこの世界の界はまだ11歳。けどさっきの界はどう見ても大人 「ただいま。」 友だちと別れ家に入ると部屋で寝ている界の様子を見にいく
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