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「・・・ふざけるな」
「あ?」
「ふざけんな!何が正義だ!」
僕は、激痛で感覚が麻痺した身体を無理やり起こした
辺りに広がる鮮血は、僕の身体から漏れ出た命の源
でも、そんなもんいくら流れ出たって構わないんだ
僕は、自分の命をかけてこう叫ぶ必要がある
「お前が・・・力だけしか持ってない奴が正義だって言うんなら・・・僕が・・・」
霞む視界の先
僕が守るべき存在がそこにいる
だったら僕が、誰の味方で何の味方なのか、答えははっきりしているだろう
「僕がーーーーーーー!」
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