データファイル No.001 -上杉 真野-

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「初めまして、ヤマさん。私はリク。貴方がリークを望んだ超本人ならば、まずここでご連絡下さい。上の欄に書き込んで送信すれば可能です」  まずは確認と記されている文章に僕はすぐさま返信を打つ。 「初めまして。ヤマって言います。僕が望みました、よろしくお願いします」  とりあえず、それだけ返信をした。送信ボタンを押すと、リクと表記された上にヤマと表記されて僕の発言が出てくる。  自動更新のようで、すぐに返答がリクさんから返ってきた。 「ようこそ、ヤマ。私のことはリクでいい」  すぐ呼び捨てになり、敬語もどこかへ行った口調だ。少し強い命令口調のようにも感じるけど、文だけだからなんとも言えない。  僕が返答を打つのに困って時間がかかってしまうと、今度は長い文章がリクから来た。
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