第7章》古代廃墟の戦い

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 やがてそれらしきスイッチを探し出すと、躊躇無くそれを押した。  箱の側面から炭酸飲料の蓋を開けた時のような音が出てクロムは少し飛びさする。どうやらこの箱は空気から中身を守る特殊なケースらしい。中に空気を充填しているのだろう。それと連動していたのか、勢いよく上蓋が跳ね上がった。  箱に駆け寄るクロム。もうかなり時間が無いので、必死であった。  箱の中身は、クロムの予想通り、銃だった。しかし、クロムのよく知るアストラニアの軍用銃とは少し見た目が違った。
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