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「うん、それが一番リーナ様の安全にいいかな」
「あなたの国の兵士に守って貰えるなら、安心です」
そう言うリーナ達を安心させるため、クロムも笑顔を見せる。
「まぁ、ここから暫く行けばたどり着けるはずですから、テノールが戻ってきたら出発しましょう」
「それにしてもテノール、遅いわね」
ルルゥは心配そうにテノールが入っていった森を見つめる。
「まぁ、待っとけば来るだろ?今までもこんなかんじだったろ?」
そう言ってクロムは懐から取り出したガムを噛み始めた。
「……やーすいません、遅れました!道に迷っちゃって」
そう言いながらテノールが戻ってきたのは、それから30分後であった。
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