第3章》覚醒

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「帝国兵だ!」  慌てて抜剣しながらテノールは再び叫んだ。 「もうここまで来ているのか!?」  戦闘慣れした様子で斧を構えるバス。その横でリーナがレイピアを抜こうとモタモタしている。 「リーナ様は私の後ろに!」 「し…しかし!」  後ろの揉め事を無視し、前方からやってくる帝国兵らしき影の集団を見たテノールが呟いた。 「なん…だ…こいつら!?」
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