第3章》覚醒

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 目の前に、妙な男が立っていた。  奇怪な形の面?を付け、妙な武器で一瞬のうちに敵を倒してしまった。奇妙ずくしである。敵かも知れないと一応警戒してルルゥが男を見つめると、男が声を発した。 「~~~~?」  ルルゥの知らない言葉だった。異邦人だろうか?怪我はないかと尋ねられている気がして、頷く。なんとなくやさしげな発音に聞こえた。 「~~~~~~~」  今度は何を言っているかさっぱり分からない。どういう意味なのかわからずに動きを止めていると、男は軽く首をかしげた。通じていないことに気付いたらしい。  彼の知っている別の言葉でも試しているのか、発音やイントネーションが違う言葉をかけてくる。しかし、さっぱり分からない。 (そうだ、彼に手助けを頼めるかも…)  そう考えたルルゥは打開策を探すために思考能力の低下した頭で必死に考えを巡らせ始めた。 ・
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