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「『ロヴィーノなら授業サボって校庭の奥から二番目の木の下にいるはずだよ』って言うとったけど…ほんまかいな…」
そうブツブツ呟きながら歩いていると、フランシスに教えられたその場所にチョコレート色のさらさらした髪、全体的に細い体の一見大人しそうなターゲット。
ロヴィーノ・ヴァルガスがいた。
「ほんまに居った…。しかも寝とるし……」
とりあえず起きるのを待ってみることにしようと思い、ヴァルガス(兄)の隣に座ってしばらくケータイをいじっていた。
「ん……」
「おっ」
起きたか。
そう思った瞬間、ヴァルガス(兄)の顔が青ざめた。
「カリエド……先輩…っ」
「んぉ、なんや俺の名前知っとったんか」
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