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落ち着いていられるわけがないでしょ!?
私は、自分の名前も年齢も住んでいる場所も…。
何も分からないのよ？
一体どうすればいいのよ？
誰か教えてよ!!
頭の中パニックになって、私は暴れてしまった。
もう１人にして!!
「陸斗…」
「詩織ちゃん…」
「仕方ないよ。今はそっとしておいたほうがいいよ」
「でも…」
「１人にして落ち着けば、何か思い出すかもしれないし。これ以上刺激するのは、逆効果よ」
「そか。なら仕方ないか…」
「恵夢。私たち帰るから、何かあったら呼んで。はい、コレ。私の携帯番号だから」
そう言って。
女の子が、携帯番号が書かれた紙を渡してくれた。
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