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「で…?話って何よ?」
「うん…あのね。あの日、恵夢に用があるってうちのクラスに来たじゃない?恵夢に何の用事だったの?」
「そんなこと…あなたに関係ないじゃない!!」
「あるのよ…」
「どうして?」
「実は恵夢…あの日事故に遭ったの…」
「え?」
「車に轢かれて、でも、命に別状はなく助かったわ。…ただ…」
「ただ?」
「恵夢…その事故が原因で、記憶喪失になったゃったの…」
「……」
「私のことも自分のことも、家族のことも全く分からない状態なの…」
飯塚さんが絶句してる。
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