132人が本棚に入れています
本棚に追加
/128ページ
「陸斗」
「あ、詩織ちゃん」
「待った?」
「ううん。今来た。どうしたの?いきなり…」
「陸斗。そんなこと私が言わなくても、陸斗が一番よく分かってるんじゃないの?」
「え?」
「恵夢のことよ!!恵夢を追い詰めたのは陸斗よ?」
「詩織ちゃん、落ち着いて!!」
「陸斗、彼女いたんだって?千恵子さんから話は全部聞いた」
「……」
バツが悪そうな顔で、陸斗は黙ってしまった。
「どうして彼女のこと話さなかったのよ!?告白するより、彼女のことを話すのが先でしょ?」
最初のコメントを投稿しよう!