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もう、うんざりなんだ。
君の言う大丈夫は空っぽで
丸呑みする僕はどうにかしてる。
それはある種の宗教だとかに近い
依存気質の僕はまんまと、その何もない言葉にはまったんだ
なんだって出来る気がした
なんだってほどけた気がした
立ち去ったあの手を掴めるような気がした
君は笑って、大丈夫と繰り返すから。
君の言う大好きは空っぽで
丸呑みする僕はどうにかしてる。
ある種の麻薬なんだと思う。
依存気質の僕は極自然に―――。
隣のあの子にも、全く同じ言葉を贈ってる。
そして笑って、手を振って、空っぽは僕の両手だった。
「結局それは偽善だった。目に見えなくて分かりづらい、悪意のない偽善。君が遠くなって、ふと気が付いてしまった。」
なにもかも、
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