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近未来的、ある種の遺書
‐機械音声にメロディーを託して 眠った言葉を綴ってみる‐
あの日を語る僕は 誰よりもすがっていて。
変われないなんて 周りのせいにした。
移り変わる季節すら怖いんだ。
もうずっと 君は届かないから。
背中合わせで歩き出したはずなのに
いつの間にか君を探してる。
さ迷う両手は何も掴めないで虚しく空に翳してみた。
太陽を遮断するしか価値がないなんて。
届くように 風に乗って。
きっともう 過去として忘れた君に。
立ち止まったまま 巡る 何回目かの冬。
。
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