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学校には、遅刻寸前で間に合った 玄関で、咲希と別れて、自分のクラス2-Bへと向かった 教室のドアを開けると、正面から走ってくる男がいた 「しゅうぅぅぅおはよおぉぉぉブヘッ」 抱きつこうとする彼に俺は、彼の顔に正拳突きを喰らわせた 「なっ、なにを…す…る…」 「当然の結果だ」 抱きつこうとしてきた男の名前は佐久間大輝(さくまだいき)だ 短髪で、体つきがよく、いかにもスポーツマンに見えるが、部活はなにも入ってない …一応、友達だ 「このイケメン大輝様の顔に傷がついたらどうするんだ!!」 「知らねーよ」 適当にあしらって、自分の席へと向かった 「今日の瞬はご機嫌斜めだ…グスングスン」 大輝は、教室の隅でいじけていた
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