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『お待たせいたしました』
空の前にカルボナーラが置かれる
『失礼いたします』
しかし空は自ら注文したカルボナーラには目もくれずに喋り続ける
『それでさヘルメスっていう神がさ~』
『いいから取りあえず食えよ!』
そう言われて顔をしかめた空は口にカルボナーラを詰めると先程の続きを話し始めた
『ほのへるえるっへいうのがな』
『食うか話すかどっちかにしろよ』
喉を詰まらせた空が胸を叩き、進司に飲み物をせがむ
『ぷはぁー、サンキュー!』
と言うとジッとカルボナーラを見つめると進司に差し出した
『くれるのか?』
『真剣にオレの話を聞けるなら』
『空くん、任せなさい!』
と残りのカルボナーラにがっつくのだった
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